教員採用試験の面接。
静かな空気、向かい合う面接官たち。
緊張の波に飲み込まれ、頭が真っ白になる。
何を言おうとしていたか、全部飛んでいく。
→ あがり症な自分が3回も経験したことです。
その特徴は、「緊張すると思考がまとまらない」こと。
これは、心の弱さではない。
むしろ「ちゃんと伝えたい」という真剣さの証だ。
そんなあなたへ、3つの観点から、乗り越えるヒントを渡したい。
① 頭で考えず、「口グセ」で乗り切る
緊張して思考が止まるとき、頭で必死に考えようとする。
でも、これが逆効果。
考えれば考えるほど、動けなくなる。
だから、あえて思考を手放す。
「まず○○からお話しします」
「私の考えは大きく2つあります」
こうした「決まり文句=口グセ」を事前に用意しておく。
緊張していても、口グセなら自然に出る。
一度、言葉が出れば、不思議と次の思考も動き出す。
まず口を動かす。
考えるのは、そのあとゆっくり話しながら言葉を繋げる
ように話せばいいんです。
② 質問に対して「シンプルな型」で答える
思考がまとまらないとき、つい話が脱線しがち。
だから、話す「型」を決めておく。
たとえば、たったこれだけ。
1.結論を言う
2.理由を言う
3.具体例を言う
これだけでいい。
『例』
Q:「あなたの長所は何ですか?」
A:「行動力があるところです。(結論)小さなことでもまず動くことを大切にしています。(理由)
大学時代、ボランティア活動の企画を立ち上げました。(具体例)」
型を決めておけば、緊張していても、話が迷子にならない。
自分を「型」に乗せて運んでいこう。
③ 「整理してもいい」と自分に許可を出す
緊張で思考が止まったとき、焦って無理に答えようとしない。
むしろ、こう言っていい。
「少し整理してからお答えしてもよろしいでしょうか?」
これだけでいい。
面接官は、待ってくれる。
待ってもらえると知るだけで、心に余白が生まれる。
そして、ゆっくり深呼吸して、頭の中を整理してから答えればいい。
完璧な受け答えよりも、
落ち着いて対処できる冷静さこそ、信頼につながる。
〜まとめ〜
• 頭で考えず、「口グセ」で乗り切る
• 質問には「結論→理由→具体例」の型で答える
• 思考停止したら「整理します」と言っていい
あがり症でもいいんです。
緊張して当然です。
言葉に詰まっても、やり直せます。
あなたの本気は、たどたどしくても、面接官にはちゃんと伝わます。
焦らず、一歩ずつ、自分のペースで答えましょう。
自分のこれまでの努力を信じて、進んでいきましょう!
それでも困った人は、「思考が飛んだとき用のリカバリー台本」を
読んでみてください。
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