教員採用試験の面接。
あの独特の空気。
面接官のまなざし。
一気に体温が上がり、声が震える。
あがり症。
それは、緊張しやすい人に訪れる自然な反応だ。
決して、ダメなことじゃない。
それは「本気でこの道を歩きたい」という気持ちの証拠だ。
でも、緊張に押しつぶされては、せっかくのあなたがもったいない。
だから、ここでは3つの観点から、あがり症に向き合う方法を伝えたい。
① 「緊張している自分」を実況中継する
面接の場で、無理に落ち着こうとしない。
無理に平常心を装おうとすると、逆にパニックになる。
だから、こう考えてみよう。
「いま、手が冷たくなってるな」
「声がちょっと震えてるな」
そうやって、
自分の状態を心の中で実況中継して客観視をする。
客観的に見つめるだけで、緊張は少しずつ小さくなる。
「緊張してはいけない」と抑え込むよりも、
「緊張してるね」と認めるほうが、何倍も楽になる。
② 深呼吸で「身体から心を変える」
緊張は、身体と心がつながっている。
心を無理に落ち着けようとするより、
まず身体からアプローチしよう。
具体的には、
深く、長く、息を吐く。
ポイントは「吸う」より「吐く」を意識すること。
5秒かけて鼻から吸い、10秒かけて口から吐く。
これを2〜3回繰り返すだけで、身体の緊張がほどけ、心もつられて落ち着いてくる。
呼吸を制する者は、緊張をコントロールすることができます。
シンプルだけど、最強の技だ。
③ 「うまく話そう」と思わない
あがり症の人ほど、「ちゃんと話さなきゃ」と自分にプレッシャーをかけている。
でも、面接官が見ているのは「完璧なプレゼン」ではない。
求められているのは、
あなたの人柄や、教師としての真剣さ。
だから、うまく話すことより、
「心をこめて話すこと」をゴールにしよう。
言葉に詰まったっていい。
少し言い直したっていい。
それも全部、あなたの一部だ。
「伝えたい」という気持ちさえあれば、
面接官はちゃんと、あなたの想いを受け取ってくれる。
〜まとめ〜
• 緊張は、実況中継して客観的に自分を受け入れる
• 呼吸を使って、身体から落ち着かせる
• うまく話すより、心をこめることを大事にする
あがることは、悪いことじゃない。
むしろ、あがるくらい本気なあなたは、
教師として子どもに寄り添える力を持っている。
その力を、信じていい。
緊張するあなたごと、まるごと武器にして、面接を乗り越えよう。
もしこの記事が気になれば、
「当日できる即席メンタルリセット法」も読んでみてください!
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