教員採用試験の面接で、
いきなり練習を始める人がいる。
だけど・・・それ、めちゃくちゃ非効率です。
なぜなら、
思考が整理されていないまま喋ると、ほぼ100%詰まるから。
答えたつもりでも、ズレたことを言ったり、話がぐるぐる回ったりする。
面接とは、
「考えたこと」を「言葉にする」ゲームだ。
考えたことが浅ければ、どんなに練習しても響かない。
だからこそ、
まず、文章に書き起こす。
これが、面接力を上げる一番の近道になる。
ただし、ここでさらに大事なポイントがある。
一つの質問に対して、長文でまとめないこと。
オススメするのは、キーワードで整理する方法だ。
なぜか?
理由は3つある。
① 「台本」にならないから
文章でガチガチに書いてしまうと、
ついそれを丸暗記しようとしてしまう。
でも、面接は原稿読みじゃない。
話すときは、その場で生きた言葉を選ぶからこそ、自然に響く。
キーワードだけで整理しておけば、
本番では「自由に、自分の言葉で」話せる。
暗記じゃなく、「考えながら伝える力」が育つ。
② 「考えの骨組み」が見えるから
キーワードでまとめると、
自分の考えの柱が一目でわかる。
たとえば・・・
【質問】「なぜ教員を志望したのですか?」
【キーワード】
・小学校時代の恩師との出会い
・子ども一人ひとりに寄り添う
・挑戦する子どもを支えたい
この3つが見えれば、
どこをどう話せばいいか、すぐ組み立てられる。
キーワードは、あなたの思考の地図だ。
地図があれば、迷わない。
③ 「言い回しの自由度」が上がるから
長い文章で準備すると、言い回しを変えにくい。
ちょっと質問の角度がズレた瞬間、
「あれ?なんて答えればいいんだっけ?」とフリーズしやすい。
でも、キーワードでまとめておけば、
いろんな方向から言い直せる。
• 体験から語る
• 思いから語る
• 未来像から語る
どんな角度でも、あなたの考えを「柔らかく」「強く」届けられる。
自分の考えを改めてキーワードでまとめてみよう。
• 面接練習は、いきなりやらない
• まず「キーワード」で考えを整理する
• それが、自然で自由な受け答えをつくる
面接官が見ているのは、あなたの原稿の上手さじゃない。
「どんな先生になりたいか」という、あなた自身の言葉だ。
だからこそ、
まずは考えを、短い言葉で掴み取ろう。
準備とは、
「話すため」じゃない。
「考えを深めるため」にやるんだ。
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